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猫をこよなく愛す。


by 5momo8
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AIDSについて

今日、TVをみていたら奪われた夢~ 薬害肝炎…エリコの青春 ~って番組をやっていました。

思わず見入ってしまったのですが、なんだか切なくなります。

エリコさんは生まれたとき母親とは血液の型が一致しなかったので輸血をしたのですが、その中に肝炎のもととなる血液製剤が使われていたそうです。

エリコさんも母親も悪くないのにその血液製剤のせいで、C型肝炎に感染させられたのです。

もし自分がそんな立場だったらどうだろうって考えてみました。

自分は何も悪くないのにいつの間にかそんな重病にかかっていたと知ったら…。

きっと悔しいと思います。

なんで私が?って考えると思います。

その病気のせいで思うように身体が動かなかったりするわけですから、働くこと、身の回りのことすらできなくなるかもしれません。

また、身体的な問題だけではなく、精神的にも大きなダメージを受けます。

なぜなら、残念ながらまだ日本には肝炎やAIDSなどに対する根強い差別があるからです。

この間のニュースは衝撃的でした。

歯科医の3割、診療拒否=HIV「正しい理解を」-厚労省

歯医者さんの三割がHIV患者に対して診療拒否をするというのです。

専門的に学んできたお医者さんですよ!?

歯医者でみてもらったくらいで感染するなんて考えられないことです。なのに、診療を拒否するなんて、これは差別以外のなのものでもありません。

そんな専門家の人たちでさえ正しい知識を持っていないということは、一般の人々はなおさら知識不足だと考えられます。当然、それによる差別もたくさんあります。

だから、患者さんは身体的な苦痛よりもむしろ精神的にとってもつらい思いをしているのではないでしょうか?

だって、AIDSなどに限らず、ちょっとした風邪で身体的に苦しいだけでもつらいじゃないですか。それなのに、その上世間からの差別によって精神的なダメージまで受けたら、もう生きていく気力も失うくらいつらいと思いませんか?

反対に、いくら身体的に苦しくても周りの人、世間の人々が理解してくれて暖かい目で見守ってくれたならそれだけでかなり楽になるし、励みになると思うんです。

そんなことからも、一番大事なことは私たち一般の人々が、肝炎、AIDSなどに対する正しい知識を持つということだと感じています。

当たり前のことですが、当たり前のことが実は一番大切だったりするんです。

みなさんは正しく理解してますか?

なんだか知らないけれど、AIDSは怖い病気だからなるべく関わらないほうがいいなんて考えていませんか?

確かにAIDSは怖い病気です。

しかし、非常に感染力の弱い病気ですから、一緒のコップを使う、一緒に会話することはもちろん、抱き合う、キスをするくらいでは感染しません。

AIDSの感染経路は次の3つです。
①母子感染
②血液感染
③性感染

詳しくはこちらを見てください。

この機会に1人でも多くの人が正しい知識を身に付け、みんなにとって住みやすい世の中になればと思っています。
by 5momo8 | 2005-05-22 02:11 | ボランティア